こんにちは!ユニトレイル山岳ガイドの杉原かずきです。
GWは立山・剱岳で山岳警備隊の密着ロケに同行しました。
私の仕事は撮影隊の安全管理です。裏方の仕事をちょっとご紹介します。

ここ数年、雪が少ない年が続いていて春の北アルプスは安定したコンデションとは言いがたいですね。

行動中はカメラマンをショートロープで確保します。
普段のガイディングと違うのは、カメラマンの動きに合わせて臨機応変な対応が必要なこと。
極力、画角に入らないように気を付けながら滑落に対応できる体制を取らなければならないので神経を使います。
リスクの高い地形ではカメラマンは動きやすいように軽装にして、ガイドが三脚などの機材を背負ったりもします。
なかなかハードな仕事ですが、カメラマンのプロ意識に刺激され、ガイドである私も頑張ろうと思えます。

サポート中は撮りたい画のリクエストを聞いてカメラを据える地点を提案することがあります。
山の地形を考慮し、何処に登れば何が見えるか、良い時間帯は何時ごろか、その場所の安全性はどの程度かをカメラマンに伝えます。
安全が確保できないと判断した場合はリクエストを断ることもありました。

つかの間のリラックスタイム。
ガイドという仕事にやりがいを感じていますが、こういう時間も含めて山に居ること自体に幸せを感じます。
就業時間外になると山岳警備隊と一緒にフィンガーボードで懸垂大会をやったり、警備隊詰所に大量に備蓄されているお菓子を食べながら通称「山トーク」で楽しい時間を過ごしました。

立山・剱といえば「ライチョウ」ですね。
生息密度は国内山岳で最も高く、GWは縄張り形成&つがい形成の時期で活発に活動しているため、至る所でライチョウを見ることができます。
運が良ければ夫婦ライチョウを観察できるかも。写真のつがいは一服剱にいました。
5月末からはライチョウ関係の業務も始まるので、そちらの様子もブログでUPしていきたいと思います!

ユニトレイルでは
・山岳地帯での撮影サポート
・調査の安全管理業務
・生物環境調査の場合は計測補助など
山岳エリアでの様々な業務を行っています。
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